Healthy Daily Oishi Cooking

SNS食育プロジェクト　Healthy Daily Oishi Cooking

2022年4月～現在にいたるまで、公益信託今井記念海外協力基金様よりご支援をいただき、フィリピンのマニラ首都圏や各地に居住するフィリピン人女性たちや青少年たちがより健康になるために、SNSを活用し食育事業を実施しております。
※継続してご支援をいただいている公益信託今井記念海外協力基金様、ご協力いただいているインフルエンサーのFumiya氏や栄養士の川崎崇史氏、そして見守り続けてくださるご支援者の皆様に心よりお礼を申し上げます。

2017年から3年に渡りフィリピン・マニラで継続してきたユニカセ対面式食育事業はコロナ禍で変化を余儀なくされましたが、2022年4月からSNSを活用して食を通して健康になる情報提供を開始しました。
ユニカセがこれまでの食を切り口とした活動で、大切に培ってきた経験、知識、人脈などを活かした新しい事業を実施しています。

―毎日の食卓から健康的な生活を実現する社会を目指して―

NPO法人ユニカセ・ジャパンは、2010年にフィリピン・マニラで設立されたソーシャルビジネスユニカセ・コーポレーション（レストラン）と協力し、日本人栄養士の川崎崇史氏をアドバイザーとして迎え、フィリピンの社会課題の１つである非感染性疾患（Non-Communicable Diseases：NCDs）を食事で予防する食育事業を実施しました。

現地の貧困層・中間層の家庭の母親たちや小学校の教師などを対象に、糖尿病、心臓疾患、脳卒中、高血圧、ガン、貧血、潰瘍などを日々の食事で予防するレシピだけでなく、健康的な調理方法の指導を実際に行い、参加者やその家族など延べ2,000人に健康的な食事の大切さを体感してもらいました。その中で、若い女性への食育の重要性を再確認し、今回、その世代に大きな影響力を持つインフルエンサー Fumiya氏にご協力いただき、SNSを活用した食育事業を始めました。

日常の食事が、大切な人たちの健康を守るものであって欲しいと考え、楽しく簡単にできる健康レシピを提供し、非感染性疾患の予防を呼びかけています。

ナビゲーターを引き受けてくださったFumiya氏は、日々、明るく、楽しく活動しながら周囲の人たちを大切にされており、このSNSを活用した食育事業にも多大なる貢献をいただいております。これからもユニカセのパートナーとしてこの事業を共に進めていただきます。

目的

本事業の最大の目的は、NCDs の罹患を起因とした貧困に陥る可能性が高い最低賃金で働かざるを得ない収入層かつ、ネットへのアクセスが容易なフィリピン・マニラ首都圏在住の15歳～39歳の女性を対象とし「食習慣の持続的な変容でNCDsを予防することができる」ことを周知し、食への関心や学ぶ意欲の喚起を広く行うことです。

インターネット上では半永久的に効果的かつ持続的な情報提供が可能であり、未来に向けた時代に適した”教育ツール”としてSNSを利用し、社会的受容状態への働きかけを広く行います。

事業運営について

本事業は、当団体が行う「フィリピン都市部のNCDs問題に対して食による予防知識と調理技術を普及させ、健康悪化を理由とした収入減少による恵まれない環境の子どもたちの数を減らすプロジェクト」の初期事業にあたります。今後もSNSを活用した食育としての情報提供を行うほか、今後は更に母体事業を強化し、フィリピンと世界に広がるNCDs課題の解決を目指します。

Healthy Daily Oishi Cooking パートナー

・公益信託今井記念海外協力基金様

※ロゴをクリックするとHPをご覧いただけます。

・NPO法人ユニカセ・ジャパン

ユニカセ・ジャパンは、フィリピンと日本の交流と相互理解、それぞれの青少年育成を目的とした日本（東京）の団体です。
本事業の企画・運営・資金調達などを担当しています。

NPO法人ユニカセ・ジャパン
NPO法人ユニカセ・ジャパン | uniquease

ソーシャルビジネス UNIQUEASE Corporation

2010年フィリピン・マニラで設立した現地の恵まれない環境の青少年たちを教育・雇用するレストランです。

健康的なメニューの提供でNCDs問題の解決を目指し、2017年から3年連続でフィリピンのベストヘルシーレストラン賞を受賞しました。また、NHKの各番組や民放テレビの「24時間テレビ」「ナゼそこ？」などで、逆境に挑戦する”奇跡のレストラン”として特集されてきました。しかし、コロナ禍によるパンデミックの影響で2021年に一旦レストランを閉店し、再建に向けて準備を行っています。