学生スタッフの声

「”自分にできることを形にする”経験を通して」

【中村冴子(2021年2月~現在)】
担当事業:経済自立研修 / SNS食育 (Healthy Daily Oishi Cooking) / 広報 (Twitter)

私は、ユニカセが大切にしている「CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)」という価値観に大変興味を持っていたため、やちさんの講演会に参加し、ユニカセの活動への参加を決めました。

現在は、学生スタッフとしての活動を通して、国際協力の現場への理解を深め、CSVという考え方を元にした事業の企画・運営を学んでいます。初めは躓くことばかりでしたが、幅広い役割を担当し、自分自身の強みを理解すると共に、仕事の進め方のポイントを掴むことができるようになりました。やちさんやOB・OGの先輩方、社会人ボランティアの方々にも日々の活動をサポートしていただき、こうした成長を実感しながら少しずつ前進することができています。

引き続き、「自分にできることを形にする」経験を積みながら、ソーシャルビジネスの可能性を引き出すことに挑戦していきます。


「地道だからこそ、本気でコツコツと挑む。」

【山田茜里(2021年5月~現在)】
担当事業:SNS食育 (Healthy Daily Oishi Cooking) / 広報 (Twitter/Instagram)

私は以前から国際協力や環境・貧困問題に関心があったのですが、深刻な現状を知らず、無我夢中で自身の成長の種を探していたところ、ユニカセに出会いました。
学生スタッフとして、SNSを活用した食育事業や広報を担当し、専攻分野である環境問題はもちろん、関心のあった分野においても新たな知見を得ながら着々と自分の強みを増やす日々を過ごしています。

ユニカセでの活動を通して、「本気になって挑んだことは、失敗すらも成功になる」と思うようになりました。自分から行動することが求められる社会において、他人任せでは何もできません。しかし、「今日がダメなら明日」と、めげずに小さな行動を起こし続ける地道さを痛感しました。客観的にふりかえってみると、失敗した行動も多くありますが、成功や失敗に関係なく、その全てが今の私を彩るかけらになっていると感じています。

学業はもちろん、他の企業や自治体でのインターンシップもありスケジュール調整は容易ではありませんが、時間やタスクの管理、そして学んだことの積極的なアウトプットを今後も意識的に行うことで、私自身だけではなくユニカセへ、そして世界中の方々へ貢献できるよう、がんばっていきます。


将来、国際協力のフィールドで働きたい

【青木康太郎(2021年6月~2023年3月)】食育・広報担当

私は、2021年6月上旬から学生スタッフとして活動しています。学生スタッフとしての活動を始めた理由は、ユニカセの理念や実施している草の根的な事業に共感したからです。

2019年の秋にインターンシップでカンボジアに行った際、貧困層の人たちが暮らす小さな村を訪問しました。村民との交流を終えて出発しようとした時、やせ細った小さな男の子が私の腕をつかみながら物乞いをしました。その瞬間が強く印象に残ったことで貧困問題に関心を持つようになり、帰国後の大学の講義を通してより一層関心が深まりました。そして、2021年5月に貧困層に向けて様々な活動をしているユニカセと出会い、翌月から学生スタッフとして関わり始めました。

活動を始めて以降、主に食育事業とインスタグラムの運用に関わるなかで、

“事業をゼロから創り上げる際の注意点”、
“報連相の重要性”
“ミーティングを円滑に進行するためのポイント”

など、多くを学び、またメッセージがフォロワーに届く投稿を作成するために試行錯誤してきました。これらの実践的な経験は、将来国際協力(開発)のフィールドに携わりたい私にとって貴重な学びになっています。

ユニカセへの貢献と自分の成長のために、今後も頑張っていきます!


自立した人になりたい一心で日々、挑戦

【大森楓(2020年9月~2022年3月)】子どもSDGsワークショップ担当

私は2019年に交換留学でフィリピン・マニラ滞在中に、「ユニカセ」に出会いました。

大都会マニラで暮らす中で、あまりにも顕著な貧困の格差を目の当たりにし、衝撃を受けました。富裕層が買い物する高級ショッピングモールのすぐ隣にはスラム街があり、そのスラムで暮らす貧困層の子どもたちがゴミ箱を漁って食べ物を探していた様子を見たとき、「もっとフィリピンの貧困の実情を知りたい、知らないといけない」と感じ、「ユニカセ」創立者の八千代さんにお話しを聞きに行きました。

それ以来、ユニカセと関わりながら貧困問題と向き合い、日本に帰国後もユニカセの学生スタッフとして活動しています。現場と離れている分、自分が直接的に貧困問題に取り組むことはできていないのかもしれません。しかし、今のユニカセの活動を通して、カンファレンスの企画や後輩スタッフの育成、そして日本の小学生にSDGsの知識や自分の活動経験を伝えることで、ひとりの人間として、私自身が成長の機会を頂いているなと実感しています。

また、学生の枠に留まらず、特に社会人の方々と一緒に活動することは、沢山の学びを得ることができ、大学生活ではなかなか経験できない責任感を求められる体験の中で、時に厳しい言葉を頂くこともありますが、卒業後、社会で求められることを学生のうちから学ばせていただいているように感じます。

ユニカセが目指す「自走人財」=自分自身で課題を見つけ、解決策を考え、一歩踏み出せる人になるためには、まだ沢山の課題があります。しかし、活動を続けることで、困っている人がいればすぐ手を差し伸べられるような、経済的にも精神的にも自立した人になりたい一心で日々、挑戦しています。

今後もユニカセのメンバーとして、自分にできることを丁寧に取り組んでいきたいです!


自分の成長の大きな糧

【飛矢智希(2017年)】渉外担当

ユニカセ・ジャパンの一員として働き始めまだ4カ月ですが、ここで得られた経験は自分の成長の大きな糧になることを実感しています。

経験の一例を挙げますと、2015年11月にイベントとしてワークショップを開催いたしました。広報のポスター作りから、ワークショップの内容、来場者の対応に至るまで、全てを学生たちが自由な発想でプランニングし、目標達成への道筋を立てていく過程の中で、仲間の意見を真剣に聞きそれがどのように実現化されるのかを見通すスキルを得ることが出来ました。来場者に満足して頂ける企画とは何か。深く考え、何度ものミーティングを重ねて準備したワークショップは、自分の中でかけがえない経験となりました。

また、ユニカセ・ジャパンの学生スタッフは、子どもたちのために目標を立て、成し遂げたいという思いを持ったメンバーが揃い、関わるごとに一層刺激を受けています。もちろん、楽しいことばかりではありません。ワークショップ開催に当たり、準備段階でどうすればよいかわからず立ち止まったことも、普段の活動において、自分の思い描く理想をうまくメンバーに伝えられず、もどかしい思いをすることもあります。でも、そんな時にこそ共に時間を過ごす仲間が支えになり、「もっとユニカセを発展させよう、そのために苦しい局面も共に乗り切ろう。」そんな活力が自然と沸いてきます。

小さな団体だからこそ、我々は大きく羽ばたく未来を目指して、より多くの子どもたちを支援するために日々真剣に取り組んでいます。これからもこのような働きかけが、実際に子どもたちの生活を支えることに繋がるような関わり方を、「自分から」探し、見つけ出していきたいと思います。


意外な自分の能力の発見

【池田侑以(2016年)】広報担当

私が初めてユニカセを訪れたのは、大学2年生の夏にゼミの海外研修の折でした。中村八千代さんとお話し、大きな試練に日々立ち向かっているにもかかわらず笑顔がとても素敵で、レストランで出される料理はすごくおいしかったのが印象的でした。

一方、研修旅行ではフィリピンの訪問政府機関や大学、ストリートチルドレンを支援するNGOやスラムに行き、現地の人達と交流する中で、フィリピンの格差の大きさに強いショックを受けたのを覚えています。

そして、これまで恵まれた環境を与えてもらってきた私が、今度はこの状況を解決する為に何かしたいと強く感じました。ユニカセで雇用している青少年たちは私にとって支援する対象でも、遠いどこかの貧困に苦しむ青少年でもなく、大切な友達です。

彼らの一人が、「今度は自分がユニカセの経営者となり、マム(八千代さん)がしてくれたように次の世代にもチャンスを与えるのが夢だ。」と話してくれました。このすごく素敵な夢を、彼らの仲間として、実現に携わりたいと思っています。そして、そのためには自分自身も成長したいと思っています。

現在はユニカセ・ジャパンの広報部で活動していますが、ここは自分で気付くことのできなかった価値を与えてくれる場でもあります。レストランのリニューアルオープンの際に来店者に配るカードのデザインをした時のこと。任された時はデザインの能力なんてないのに大丈夫だろうかと心配に思いましたが、始めてみると夢中で数時間作業に没頭してしまい、出来上がったカードは「ユニカセのイメージにぴったりだ」と来店してくださったお客様にとても評価されたそうです。聞いた時はとても嬉しかったです。意外な自分の能力の発見でした。HPの改修も行っていますが、自分の能力が活かされ役に立てていることがわかることで、自信にもつながっています。なにより、日々の活動が彼らに繋がり、将来的にはより良い世界を創る土台になっていくのかと思うと、忙しい日々の中でも時間を作り「自分のできること」を一つ一つやることに価値を感じます。

また、ユニカセは「誰もが夢や希望を笑顔で語れる社会を実現すること」を目標に掲げていますが、将来的には世界中に活動の幅を広げていきたいという夢があります。私はそんな夢の実現に向けて一緒に歩むメンバーの一員として役割を果たしたいと考えています。

私にとってユニカセ・ジャパンでの活動は世界を良くするための第一歩であり、フィリピンで頑張っている友人との架け橋であり、そして自分自身に価値を与えてくれる存在です。これからも可能な限り、より良い世界の実現のために、自分に価値を与えてくれるユニカセで「自分のできること」から一つ一つ、実行していきたいと思います。


NGOや国際協力とは違う支援のあり方に魅了されて…

【高井ちひろ(2014年~2015年)】広報担当

大学の交換留学生としてフィリピン大学へ派遣されていた時、偶然友人からユニカセのことを聞きました。NGOや国際協力とは違う支援のあり方や「自分の人生の意味を理解し、真の自立を目指す」という代表 中村さんの熱意や青少年が自分たちの仕事への責任と誇りを感じている姿に魅了され、ぜひ一緒に活動したいと思いました。

それから、週末やイベントの忙しい日にレストランのお手伝いとして、まさに「戦場」のような現場に入り、そのなかで、お客様の喜びが自分たちの喜びになることを体感したり、「働くとは何か」を青少年とともに悩んだり、プロフェッショナルとしての責任やチームワークの大切さなどを深く考えるようになりました。

留学を終え帰国した後もユニカセ、そしてユニカセの青少年を継続してサポートしたいと思い、現在はユニカセ・ジャパンの広報部で学生スタッフとして活動しています。
ひとつひとつの活動ごとに意味や効果を話し合ったりアイデアを出し合ったりし、自分自身でも経験や知識、考え方が成長したと感じています。

また、フィリピンで頑張る青少年と国境を越えて友情をはぐくみ、互いの成長を確認し、励まし合えることも大きな魅力だと思います。子どもたちの生活を支えることに繋がるような関わり方を見つけ出していきたいと思います。