2017【学生インタビュー】NPO法人PALETTE代表の倉辻悠平さん

こんにちは、ユニカセ学生スタッフチームです。

今回は、6/11のイベントでパネラーを務めていただくNPO法人PALETTE代表の倉辻悠平さんに、団体立ち上げのきっかけモットーについてインタービューしました!

「どんな夢であっても応援してるよ!」って言えない環境があった。

Q.PALETTEを立ち上げたきっかけは何だったんですか??

A.大学の時にフィリピンに行ったのがきっかけでした。

大学入ってすぐは結構遊んでたんですけど(笑)もともと国際関係を勉強したくて大学に入ったので、やっぱり何かしようって思って大学生1年の夏にアクセスっていうNGOさんにお世話になってフィリピンにスタディツアーに行ったんです。倉辻さん3

そのときのホームステイ先で会ったサラっていう名前の女の子が、将来はお医者さんになりたいって言っていたのですが、自分はそれを素直に応援できませんでした。今はそんな夢を持っていても、結局その子は医者にはなれないんだろうなって直観的に思ってしまったんです。それがすごく悔しかったです。

日本だったら、本人の努力次第で医者にでもなれると思うんです。医学部に入って、金銭的に厳しくても奨学金借りたりして、なんとか頑張れ!って言える。

でも、その時の女の子は、本人がどんだけ努力しても環境的に厳しいし、結局まわりに影響されて努力できなくなるだろうなって思ってしまいました。

それはおかしいし、やっぱり「どんな夢であっても応援してるよ!」って言いたいと思ったのが団体を立ち上げる最初きっかけです。

Q.大学卒業後は、ふつうに企業に就職したんですね。

A.最初は就職しました。でも、もう就職する段階で会社にはやりたいことがあることは伝えていました。企業で学ばせてもらって、その分会社にもちゃんと還元して、3年半くらい勤めた後、卒業することを決めていました。

Q.なるほど!そのあとの立ち上げの時のお話は、当日のパネルディスカッション(6月11日「NPO創立者と考える!みんなで広げる国際協力のはじめの一歩」会場:日本財団)でいろいろお伺いできればと思います。

A.オッケーです(笑)

Q.話は変わりますが、倉辻さんはモットーってありますか??

A.モットーか…

PALETTEのミッションは「どうせできないをなくす」なんですが、やっぱり「不可能はない」っていうメッセージはずっと持っていたいです。

アディダスのスローガンがImpossible is nothingだと思うんだけど、まさにそれです。

例えばなにか物事を判断するときに、パッと難しそうなことには誰でも「やべえ!」って思うと思うんです(笑)でも、その時に「やばい」って感情を客観視して、自分で思考回路を変えるか、ただできない理由を重ねるかは自分次第だと思います。倉辻さん4

不可能かどうかはやっぱり自分次第だっていうことは発信していきたいです。

Q.今回のイベントに来る人たちは国際協力の分野でいろいろチャレンジしている学生も多いのと思うのですが、学生に向けて何か一言お願いします!

A.やりたいことが決まっている人は、

周囲の人たちに言うことをお薦めします

人にやりたいことを言ったら二種類の反応があると思うんです。批判か、応援のどっちか。ただ、人の脳みそってうまくできていて、ネガティブな反応ってあんまり記憶に残らないんです(笑)

でもがんばれって言ってもらえたのは、ずっと記憶に残ります。自分の中に貯めていてもなにも発展しないけど、人に言えば応援もしてもらえるし助言ももらえます。全く形になりきってなくても、どんどん言っていけばいいと思います。

逆になにがやりたいかわからない人は、目の前のやりたいことを、小さくてもいいからとことんやってみるのが良いと思います。そしてなんかやりたいな、って少しでも思ったら、とにかく人を集めてやってみればいいと思います。別にBBQ会とか旅行計画とかでもいい(笑)とにかく、行動してみることが大事だと思います。

どうしてかというと、小さなことでも自分で行動していくっていうことを常に訓練をしていないと、いざやりたいことが見つかったとしたって行動できないと思うんです。

目の前にあることから一生懸命取り組んでいければ、やりたいこともその途中で見つかるんじゃないかなって思います。

 Q.そうですね…まず足動かさないとですよね。ありがとうございます!

イベント当日には、団体立ち上げの具体的な経緯などもっと詳しく聞ければと思います!倉辻さん、ありがとうございました!